
施術案内

わきが(腋臭症)とは、腋窩(ワキの下)が特有の不快な悪臭を放つ状態をいいます。ワキの下にはアポクリン汗腺という汗の腺があります。わきが体質の方は、この汗腺の量が人より多いために、汗をかいた時に臭いが目立ってしまいます。ただし、このわきがの臭いは、臭いの元であるアポクリン汗腺が原因となっているので、それらを除去してしまえば臭いはなくなります。人は多かれ少なかれ体臭をもっており、わきがも体臭の一種になります。決して病気ということではありませんが、わきがの強い臭いは、他の人にとっては不快な臭いとして感じられてしまいます。臭いに対して、本人は自覚していない場合が多く、他の人からの指摘によって初めて気が付くケースはとても多いです。知らない間に周囲の人に対し不快感を与えないためにも、早期に治療を受けられることをお勧めいたします。
ワキには、アポクリン汗腺とエクリン汗腺という2種類の汗腺があります。アポクリン汗腺は主に体毛のある部位の皮下に多く分布し、粘稠な汗を分泌して下着の黄ばみやわきがの鼻を突く臭いの原因となります。アポクリン汗腺から分泌される汗には、脂肪、鉄分、色素、蛍光物質、尿素、アンモニアなどが含まれ、乾燥した後に変化して独特の強烈な臭いを発します。更に、アポクリン汗腺から出た汗と皮脂腺から分泌された脂分がまざると、皮膚の表面の雑菌によって分解され、低脂肪酸やアンモニアに変化します。そしてわきが臭となります。
内視鏡を用いて行う、最も傷跡が小さく、再発のない完治度の高い手術になります。傷も5mm程度の切開が2ヶ所と至って小さく、術後も、翌日より日常生活や事務程度の業務であれば、全く問題なく過ごしていただけます。術後は、患部に1週間ほど圧迫ガーゼを貼っていただきますが、従来の大きな圧迫ガーゼではなく、日常生活に影響の出ない程度のものですので、ひじが上がったままになるなどといった不自由さもありません。手術の効果や術後の経過、ご負担の面でも、またノースリーブや半袖など、肌を露出する機会の多い女性や年齢的に若い方には、特にこの方法をおすすめいたします。
※この手術は12〜13才頃より受けていただけます。早い時期に手術を受けられると、傷の治りも早く、汗や臭いを気にせず学生生活を送っていただけます。

ワキの有毛部上下2ヶ所を約5mmほど切開し、そこから細いカニューラを挿入してアポクリン腺の基底部を吸い出していきます。(軽減率は約80〜90%)
ワキの有毛部に1〜2ヶ所を約2〜3cmほど切開し、皮膚を裏返しにして汗腺を削り取る方法です。内出血や傷も大きく残るため、傷跡を気にしないご老人や男性向きの方法です。
ワキの有毛部をZ状に切除し、汗腺を取り除いた後、縫合します。この方法は効果が高いですが、当分の間、傷跡が大きく目立ち、術後のヒキツレやつっぱり感が残ることもあります。
ワキの臭いはあまり気にならないが、汗が多い“多汗症”でお困りの方にはボトックス注射による治療方法もおすすめです。注入により交感神経に働きかけることで、一時的に発汗を抑えます。効果は約6ヶ月ほどになりますので、定期的に治療を受けていただく方法になります。